祥瑞瑠璃雀香合 形物香合番付 東四段目 十三位 形と釉色で香合全般の中でも、人気の高い種類です。惣瑠璃にして羽根少し出て、口の穴通るとあり、「香合真図」にもこれが図示されています。形はほぼ一定していますが、尾羽根は一枚ずつ貼り付けられているので個々の違いがあります。 全体に塗られた瑠璃釉が見所となっています。 雲州蔵帳に「翠雀」とあるのは、この手の香合のことと見られます。