商品紹介・御案内

AKASAKA MITOKO
赤坂水戸幸

東京都港区西麻布3-5-42
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重要美術品

藤原俊成筆 昭和切

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古今和歌集の断簡で、素紙に書かれている。もとは上下二冊の綴葉装の冊子本。「昭和切」の名は、昭和3年に上巻一冊が分割された、その分割された年号にちなんでこの名が付けられた。その書風は、線の太細を極端につけた迫力のある大胆な書きぶりながら、とてもリズミカルである。強く反り返るような独特な字形は師である藤原基俊の書風の影響をかなり受けているように見える。了佐切に比べるとやや若々しさを感じさせる筆跡である。同筆者で他には日野切がある。この掛け物は、小野小町の有名な歌の部分の断簡である。

昭和15年に山種美術館の山崎種二氏の所蔵の際に重要美術品に認定されている。
(読み)
小野小町
花の色は 移りにけりな いたづらに
わが身よにふる ながめせしまに
仁和寺の中将の御息所の家
に歌合せむとしける時によめる
そせい
惜しと思う 心は糸に よられなむ
散る花ごとに ぬきてとどめむ

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阿蘭陀替茶器

江戸初期

高さ8.3 口径6.0

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オランダのデルフト窯で焼成され、江戸初期からの輸入されていました。「紅毛」と書いた箱書が多いようです。この替茶器は、色調はたばこの葉のものと似ていますが、独特の文様が描かれてます。この手の焼き物は、とても軟らかい陶器で中国の染付または色絵を写したものであります。水指が特に有名で他に花入・向付・香合・替茶器・蓋置・盃などあるようで、日本からの注文品もあります。替茶器は数が少ないように思えます。焼きの調手の柔らかなこと、文様の異国風なところが、道具のとり合わせ上喜ばれたのであります。 たばこ葉とみられる図柄が代表的で、他白磁や他の図柄もあります。 実はこのサイズは西洋薬種などの容器であったと考えられています。

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