阿蘭陀替茶器
江戸初期
高さ8.3 口径6.0
オランダのデルフト窯で焼成され、江戸初期からの輸入されていました。「紅毛」と書いた箱書が多いようです。この替茶器は、色調はたばこの葉のものと似ていますが、独特の文様が描かれてます。この手の焼き物は、とても軟らかい陶器で中国の染付または色絵を写したものであります。水指が特に有名で他に花入・向付・香合・替茶器・蓋置・盃などあるようで、日本からの注文品もあります。替茶器は数が少ないように思えます。焼きの調手の柔らかなこと、文様の異国風なところが、道具のとり合わせ上喜ばれたのであります。 たばこ葉とみられる図柄が代表的で、他白磁や他の図柄もあります。 実はこのサイズは西洋薬種などの容器であったと考えられています。