呉州赤絵魁鉢 明時代末期 呉州赤絵とは明末から清初にかけて、福建省石碼窯で焼かれた物と言われてます。素地は灰白色で砂高台になっている。上絵は濃く鮮やかな赤を主調とし、緑色が加わってます。この鉢は、見込みに魁の文字が書いてあるので魁の鉢と呼ばれています。他に福の字・玉取獅子・菊竹手などがあります。多くは、菓子鉢や懐石の煮物鉢などに用いられてます。
古芦屋四疋駒の図真形釜 桃山時代 口のくり強く肩から胴にかけて緩やかな曲線えを描いてます。文様は肩に一筋の玉縁があり、正面と背後に二頭づつの元気に走る駒(馬)を配してます。鐶付はあまり見ない形状ですが、鉦鼓耳の変形のように見られます。肌も良く、地紋もはっきりしてる午年の今年はいつでも使える便利な釜だと思います。